東洋医学について最近注目する人も多くなりました。
しかし、なぜ針は効くのかということは、まだ十分にわかってはいません。
ですから、今現在までで分かっているはりの治効をここに記したいと思います。
はりを打つと脳内モルヒネのエンドルフィンが、分泌されます。それが痛みを和らげたり、気分を落ち着かせるという役目を果たしています。
又、局所や全身の血行を良くしたり、緊張を改善したりもします。
次に内臓体壁反射を利用した針刺激は、神経ブロックを行い、これによって局所の痛みを取る「針麻酔」や、内臓の血行を良くしたり、緊張を取ったりします。
精神心理学における自立訓練法に針を応用すると脳波のひとつであるアルファー波の出現回数を多くしたり、出現時間を長くしたりします。
これによって、心の安定を図ったり自律神経のバランスを改善することが出来るのです。
そして、これが一番分かっていない所ですが、昔から針は気血栄衛(きけつえいえ)の調節をするといわれていて、これは、人間には生命を維持する為のエネルギーの流れがあるといわれる。この流れを、経絡といいます。
その経絡の節目節目を系穴(つぼ)といい、このつぼを刺激することによって、流れの調節を行う。そのとき、患者の弱って少なくなったエネルギーを、補うのです。
そこには、針師の意思エネルギー「オーラ」や自然のもつエネルギー(タオ)というものも関係してくるといわれています。
オーラやタオは、ほとんどがまだ分かってはいないのですが、気功法とも共通するのかもしれません。
そして、臨床的に言うと針は個人の免疫力や、自然治癒力を高めて病気に打ち勝つエネルギーとその内的環境を作って直していく治療なのです。
また、現在の人間は、特に都会に住み、人工の物に囲まれている人ほど自然治癒力は、弱いと言えます。
だからこそ、ここに自分の持つ自然エネルギー「先天の元気」の強さを高め維持しなければ、いけないのです。